実はずっと違和感があった。

今まで【UKブライドルレザー】として販売していた革。
最高の革だ。
アメリカはハーマンオーク社が製作した革。
この革はハーマンオーク社自身も勿論【UKブライドルレザー】として販売している。
それはイギリス発祥のブライドルレザーの手法を用いて製作されている。

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うん、わかる。

ただ正確に言うと、それは【USブライドルレザー】じゃないのか??
でも、そんな商品も名前も無い。
だが、当店ではそう名乗ることにした。

となると、イギリスで製作された【UKブライドルレザー】が欲しくなる。
比べて頂きたくなる。

で、早速用意した。

イギリスはベイカー社のブライドルレザー。
ブライドルレザーのイメージとして表面に浮かび上がる白い蝋成分(ブルーム)の印象が強いかもしれないが、このブライドルレザーにはパウダー状のブルームが殆ど見当たらない。
蝋成分が他のブライドルレザーよりも少ないと思われるかも知れないが、長い時間を掛けてしっかりと染み込ませているため内部の繊維にまで達して、塗られたというよりも【染み込ませられた】という表現がしっくりくる革である。

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纏めると、
ハーマンオーク社 USブライドルレザー 略表記 USBL
ベイカー社 UKブライドルレザー 略表記 UKBL

硬さ UKBL〈 USBL
ブルーム感 UKBL 〉USBL
香り UKBL 〉USBL
上品さ UKBL〈 USBL
無骨さ UKBL 〉USBL

【USブライドルレザー】とは、
当店で扱う中で1.2を争う硬さを誇り、とても上品な革である。

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【UKブライドルレザー】とは、
しなやかで、香りが強く、野性味の強い革である。

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言葉でお知らせするにはこれが限界です。
それ以上は、見に来てください。

注:今回は共にナチュラルのみに絞ってお伝えしました。
ブラック、チョコについては改めて。
この見方、見解は私個人の思い、意見が相当強いです。
ご注意ください。